1960年代JJSウオーカー・バンフトン10‘6”#6〜7メール |
|
グリップは長さ21.5cmと長めのフルウエルが取り付けられています。グリップ下端部にフライを掛けると言う英国のフライ・フィッシャマンの習慣のせいで若干欠落が見られたので当店でその部分を取り換えてあります。多分修正箇所は分からないと思われます。それ以外は大きな欠落や穴などは見られません。今後も安心してご使用になれます。 |
ラバー・エンド付きのアップ・ロック・シートなので、リールを固定すると指を掛けるスペースが出来るので、長いコルク・グリップとの組み合わせが効果を発揮してセミ・ダブルとしての使用が出来ます。 尚、ラバー・エンドを外すと当店オリジナルのハーデイ用エクステンションが取り付けられます。ご希望の場合はご相談ください。 |
JJSウオーカー・バンフトンは一般的にロッドのロゴ・マークが書かない例が多くこのモデルにもその記載はありません。かなりオリジナリティが残された丁寧な使用がお分かりいただけると思います。多分一人のフライ・フィッシャマンが使用していたと思われます。 |
ストリッピング・ガイドのメノウが収められたニッケル・シルバーと推測されるフレームの幅が厚く、外観が古い時代のハーデイのガイドと極めて似ています。これらからこのロッドは表記の1960年より古いモデルの可能性が高いと推測しています。ガイドのラッピング部の最後がダブルに巻かれた手の込んだ仕上げもハーデイと同じで他のロッドでは余り目にすることのない丁寧な作業です。ロッドには大きな傷やスレッドの断裂等が見られないかなり良好な状態です(*下段のテイップ部を除いて) 。 |
細部の検証時に1本のテイップに3cm程の長さの細いヘヤー・ライン・クラックを見付けました。前のオーナーは問題なく使用していたようですのでこのままでも支障はないとも思われます。当店ではお客様の今後の長いご使用を考慮して、ヘヤーラインを中心に。矢印区間約7cmを目立たないようなシルク・スレッドで補強巻きを行いました。4か所のインター・ミデイットも巻き直してあります。当店で補修後ラインを付けて念の為に100回キャステイングを行いましたが問題はありませんでした。今後の使用にも支障は発生しないと思われます。2テイップが揃っている事で今後も安心してご使用になれるでしょう。価格はこの点を勘案して2テイップ・もでるとしてはかなりお買い得に設定させていただきました。 |
トップのクリヤー・メノウ・ガイドはオリジナルの状態です。フェルール差込もスムースで気になる程のガタツキは感じられません。ハーデイと同じ仕様のロック・ファースト・フェルールなので使用中に抜けるなどの問題もありません。 |
|
|
Copyright (C) 1996 Importer and Exporter Sasano CO.,LTD.
All Right Reserved. |