1960年代アルセード・オムニアお問いあわせ・ご注文。メール


スピニング・リールはヨーロッパで発展し第2次大戦後の1950年代から大量のスピニングがヨーロッパからアメリカに輸出されています。製造年代はそれらの情報からの当店の推測です。

アルセードはカワセミのマークの付いた美しいデザインが特徴のイタリアのスピニング・リール・メーカー、ヨーロッパを代表するスピニング・リールの一つです。重厚かつ滑らかな回転で力強いパワー生み出すウオーム・ギヤーを使用しているのが特徴です(一般的なベベル・ギヤー・タイプよりパワーがあると言われています)。アルセードは最小サイズのミクロンがコレクターの間で人気のモデルですが、このオムニアにも幾つかのデザインとモデルがあるようですが詳細は不明です。

このモデルは本流や水湖水域のミデアム・ライトからミデアム、6ポンドから10ポンド・ラインに適した中型リールです。 リール重量約390グラム、ウオーム・ギヤーの比率は1:3です。ギヤー・ハウスの最大サイズは横約66mm、縦約61.5mm、スプール・ハウス部分の外径約64mmです。ハンドルの回転も違和感なくかなりスムースで内部のギャー等の機能は良好な状態です。 状態はかなり良好です。当店お問い合わせ番号SP94¥18,900(税別¥18,000)

リール内部の古いグリースを落として新しいものを注入しました。

カバーのネジを取り外して内部を検査してあります。パーツの欠落や目立つような摩耗や歪みは見られません。かなり良好な状態と言えます。

ウオーム・ギヤーの回転は滑らかで静か、大きなパワーを生み出します。

ドラッグ機構もスムースに働きます。ベール返しの機構も素早く働きラインをハンドル一回転でキャッチします。ベールにも歪みは見られません。

アンテイーク・スピニングの特徴である左ハンドル専用です。ハンドルの折り畳み機能も問題なく働きます。大きなハンドル・グリップは本流や湖の大型トラウトやヤマメには威力を発揮するでしょう。

折畳んだ状態のハンドルの下にストッパーが付いています。ノブを回転させることでフリーとストップが切り替わります。

一般的にウオーム・ギヤー・タイプのスピニングは、フリーにでスナップを効かせてキャステイングしてもスプール・ハウジングが回転してラインが絡むことが少ないと言われいます。尚、アルセードのこのタイプのリールはかなり珍しいモデルではないかと推測されます。ハーデイのワンレス・スピニングとの組み合わせは機能と言い雰囲気と言いアンテイーク好きの方のお好みに叶ったセットと推測いたします。

当店の推測では、英語ではアルセード(英米の業者はそのように呼ぶ人がほとんどです、最もフライが専門なので確かではないようですが)でイタリ語ではアルチェードと呼ぶのではないかと推測していますが間違っているかもしれません。

 

04/16/2017
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