1930年・ファーロー 7‘・キャステイング・ロッドメール |
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古い時代の良質なコルクが使用された長いコルクグリップには欠落などが見られないかなり綺麗な状態を保っています。ブラスのパーツ類がアンテイークらしい重厚な雰囲気を醸し出しています。 |
手書きのロゴ・マークは殆ど消えています。 |
オス・フェルールにはデラックスなピン付きタイプが使用されています。パーツの素材に厚みがあるアンテイークらしい雰囲気のロッドです。 |
バットのオレンジ・メノウ部の外径約10mm(メタル部の外径約12m)・他の2個のメノウは外径約9mmと8mmが付いています。メノウの雰囲気に合致した重厚な金属部でカバーされたガイドがロッドの豪華な印象を醸し出しています。インター・ミデイエット部分を含めた全てのラッピング部がオリジナルの状態を保っている事は極めて珍しい事です(1〜2個所のインター・ミデイエット部分が巻き直されているかもしれません)、大切に愛用された様子が見えます。 |
トップ・ガイドはストリッピングと揃いのオレンジ・メノウが付いています。スピニングとしてはメノウの状態が大変良好です。フェルールの差し込みは確りしておりガタツキは見られません。フェルールは英国に於いて巻き直しが行われています。 各箇所の検証からこのロッドを使用したオーナーがかなり丁寧な使用であったことが推定できます。これからも長くご愛用頂ける本流、湖用ベイト&スピニング・ロッドです。 |
1934年ハーデイ・アングラーズ・ガイド等を参照すると、当時は左ページのスピニングでも大口径のガイドは使用されていない事が分かります。加えて長い両軸リールを使用するロッドもスピニングと呼んでいたことが分かります。 右ページのシングル・ハンド・ベイト・キャステイングがこのファーローの仕様の説明に近いようです。 |
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