1907年ハーデイ・ゴールド・メダル11‘6“ #4〜5・ ステイール・センター メール |
英国のオーナー自身か又はセミ・プロの人がグリップ先端からメノウ・ストリッピング上部までの一部のブランク接着面の修正とインター・ミデイエット(13か所)の巻き直しを行っています。大変貴重なロッドなので今後のご使用を考慮して当店でも追加の@ABのレストアーを行いました。 @バット部のメス・フェルールの脱着・巻き直しを行いました。更にストリッピング・ガイドを巻き直して、ブリッジ・リング・ガイドの片側のフットの巻き直しをも行いました。Aミドル部は6か所程のインター・ミデイエットの巻直しと3個のブリッジ・リングの片側の足の巻き直しも行ってあります。Bロッドの全塗装(特に英国でのレストアー部を念入りに)と全てのラッピングの防水上塗り、曲がり直しも行ってあります。尚、表面の塗装もオリジナルの雰囲気にあわせて同類の塗料を使用しているので、暫くの間手に粘り気を感じるかもしれませんが使用上支障はありません。 |
アンテイークらしい雰囲気のブラスが多く使用されたリール・シート、下端のブラス・エンドにハーデイとステイール・センター仕様の文字が刻まれています。フェルールもハーデイ・オリジナルのロック・ファースト・タイプのデラックス仕様のピン付きモデルが使用されています。 |
バット部分は、一部接着面の修正の為にグリップ先端からストリッピング・ガイド上部までの13か所程のインター・ミデイエットの巻き直しが行われています。ロゴ部分も5か所程のインター・ミデイエット・ラップが巻かれています。当店で全塗装を行いました、塗装の関係で古い時代のハーデイと同じく少し表面にしっとり感が残りますが使用や機能に支障はありません。 |
ハーデイ・オリジナルのクリヤー・メノウ・ストリッピング・ガイドが取り付けられています。当店でラッピングの巻き直しを行ってあります。ブランクには目立つような傷は見られません。100年程前のロッドとしては良好な状態です。 |
画像上段のバットのメス・フェルールは当店で取り外しを行い再接着と巻き直し・塗装を行ってあります。フェルールの差し込み部についてもスムースに抜き差しが出来ます。強いて言えばバットのメスとミドルのオスのの差込部でミドルのオスが経年の為若干の摩耗が感じられますが(気付かない程度の)、ロック・ファースト・タイプ・フェルールでもあり殆ど使用上格別の不都合は見られません。 |
トップのクリヤー・メノウ・ガイドの左右に微小なヘヤー・ライン・クラックが見られます。使用上格別の支障は見られませんが念の為に拡大画像でお知らせ申し上げます。万が一不都合が生じても交換はそれ程難しい作業ではありません。 |
1934年版ハーデイ・アングラーズ・ガイド |
1903年当時のデータがありませんので約30年後のアングラーズ・ガイドを参照に致しております。仕様等の大きな変化は見られませんが後年になると11’6”モデルは製造されていない事が分かります。
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