1970年代末マロック&レナード・ |
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リアー・グリップの上端、シートとの境に最大幅14mmx最大高さ5mmの半月型のコルクの欠落が見られました。使用には全く支障がありませんが当店でコルク片を取り付けて欠落部を塞いであります。 | ||||
手書きのロゴがロッドの詳細な由来の説明をしています。パース〜ロンドン〜USAの意味はレナードのブランクをロンドンのマーテイン・アシュビー(コルク・グリップの上端部に書き込まれています)で組み立てられ、その完成したロッドが、英国・パースのマロックで売られたと言う事を表しているように思われます(もしかするとレナードでも売られたかもしれません)。 手書きのロゴの右側にはマロックのロゴが一部残されています、このロッドもマロックで販売されたものでしょう。 |
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この独特のフック・キーパーも当店の記憶が定かではありませんが、アメリカのロッドで見たような記憶があります(確かではありません)。 かなりアメリカ製ロッドの雰囲気を持ったロッドです。例えそうでなくてもカスタム・メイドの雰囲気が強く感じられます。 下段の画像のミルドラム製カーボロイ・ストリッピング・ガイドが使用されている事もアメリカのレナードの連携をうかがわせます。 |
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ブランクには塗装面の目立つような剥離や傷、大きな曲りなど殆ど見られません。ただ、かなり使用されているようなので全てのラッピング部の防水上塗りを行っています。又、テイップ・セクションの上から3番目のスネークが少し歪んでいたので、今後のご使用を考えてほぼ類似の英国製左巻きアンテイーク・スネークと付け替えてあります(画像下段のスネークです)。 尚、英国のオーナーが他の2か所のスネークの片側と片側の一部のラッピングを巻き直しの修理を行っています。 |
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フェルールの差し込み具合にはガタツキもなくかなり良好です。尚、バット・フェルール先端部の穴を塞いでいたと思われる接着剤に少し穴が見えたのでエポキシで塞いであります。 | ||||
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