1970年代フェンウイック・グラス・フライ・ロッドブランク8'6"#8メール 
 

このブランクは1970年代後半から1980年代の初めのモデルと推測しています。当時完成度の高いグラス・ロッドとして人気の高かったフェラライト・モデル、デリケートで軽いと世界中のフライ・フィッシャマンから強い支持を得たアクションはもっともだと感じさせるロッド・ブランクです。

1960年代から数多く作られたグラス・フライ・ロッドの中でも、完成されたデザインに達したロッドの一つと言えます。このモデルは当時ポピュラーな8’6”、因みにグラファイトの現在は9’が多いのですが、ロング・ロッドとショートロッドの中間に位置しシャープなアクションが特徴です。このモデルは珍しい#8ライン、本流や湖の釣りに最適なサイズです、8’6”独特の持ち重りのしないしゃっきりとしたアクションです。

近年グラス・ロッドの人気が高まりフェンウイックやへドンなどはかなり値上がりし時としてかなりの高値が付く場合があります。このブランクは未使用のミント状態、大きな傷等は見られずオリジナルの状態を保っています。当時のブランクは製品とは若干表面の塗装を変えていたものがありました。製品のロッドは光沢が強くブランク・モデルは僅かに艶消しになっていました。これはその微妙に艶消しの状態のモデルと思われます。

ブランクの重量は76.3グラム、2ピース・モデル。ゴム・バンドでまとめられて長期間保管されていたと推測される痕跡が見られますが使用上も外観上も問題は無いでしょう。 詳細にみると経年による若干の汚れ等が見られますが、全て未使用のオリジナルの状態です。グレードは\19,980(税別\18,500)

表面を拭いた程度でレストアーは行っていません。オリジナルの状態です。

 

下端部から約43cmの位置にプリントされたフェンウイックのロゴ・マークが綺麗に全て残っています。下端部から30上の野、グリップの取り付け想定位置の先端部付近の外径は約12.3mmです。

 

バットとテイップの下端部です。バットの外径は約13.7mm、テイップの下端部は9.58mmです。

ミドル部分です。特別目立つような傷や汚れは見られません。40年以上経ったアンテイークとしては普通の状態でしょう。

ブランク先端部のラバー・プラグが付いています。テイップ先端部の外径は2.12mm、経年による若干の汚れが見られますが未使用のブランクです。

 
 
02/17/2018

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