縫針のメーカーとして18世紀レデイッチで創業した古い歴史を誇るミルワードは20世紀半ばには姿を消してしまいました。レデイッチに同業者が大方事からミルワードは1800年代後半から釣具の製造を始めた古い歴史を持つフライ用品の総合メーカーでした。
オークションに於いてはロッドのモデル名を”フライ・クラフト”と記載されていましたが、当店の推測では類似したデザインのフライ・マスターではないかと推測しています。スエル・バット気味でシャープなアメリカ向けモデルとしてデザインされた”フライ・クラフト”に比べるとかなりパラボリックでデリケートなデザインは”フライマスター・シーリーズ”の特徴です。スピアー付きのオール・メタル・シートやブラス・フェルールなどから年代は1940年代終わりから1950年代初頭のモデルと推測されます。
日本のフライ・フィッシャマンの方が好まれるかなりデリケートなアクションで、ロッドの中心辺りから曲がります。日本の渓流のロング・ロッドとして適したモデルと言えます。8‘6“という長さは、渓流のならず中流域から本流でのドライをメインに、ウエットやニンフでの釣りにも適した万能モデルです。英国製フライ・ロッドとしては珍しいほど柔らかなアクションは何方でも馴染みやすいアンテイーク・バンブーです。
ロッドの状態は大変良好で大きな曲りや、ブランに目立つような傷は見られません。各ラッピング部分のスレッドの切断も見られません。正常な長さと状態のテイップが2本付いています、これからも長くご愛用いただける渓流用ロッドです。
片方のメノウ・トップ・ガイドが交換されています。ロッドのショートなども見られずオリジナルの状態をよく保っていると思われます。もしかするとガイドのラッピング部が巻き直されているかもしれません(一部のラッピング部に塗装の染み込み跡が見られる事からオリジナル可能性が高いと思われますが)。長さ6
cmの着脱式スピアーが付いたアルミ・シート、ブラス・フェルール、メノウ・ストリッピングとトップなどアンテイーク・ロッドらしい雰囲気が強いモデルです。デラックスな仕様のロッドらしく、フェルールはピン付きタイプが使用されています、トップの1本以外の他のテイップとミドルのピンが取れています。接着材が充填されているの使用上支障はありまえん。以上のご説明の点から、エクストラ・テイップ付きの良好な3ピース・モデルながらかなりお買い得になっています。
バットのキーパー取付け部の外径が対面で約8.8ミリ、トップ・ガイドのラッピング部の下端で約1.7ミリ。ロッド重量約185グラム。 オリジナル布ケース付、3ピース・2テイップ・モデル。当店お問い合わせ番号SA824。 グレードは
¥35,640(税別¥33,000) 
状態はかなり良好でレストアーの必要性が認められません、ほぼオリジナルの状態です。テイップ・セクションの軽微な曲がり直しを行いました。
アップ・ロック・シート上端部を覆うコルクが、英国のロッドでしばしば見られるフライを引っ掛けた事から欠けていました。その部分のコルクを修理してあります。他の部分は良好なので軽微な曲がり直しを行いました。