1930年代ファーロー・9‘6“#5〜6メール |
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アンテイークらしいブラス製リング・シートとウッドの組み合わせは、1930年代の雰囲気を推測させます。フェルールはハーデイと同じロック・ファーストタイプでデラックスなスパイク付きです。ラバー・エンドは紛失していたので当店英国製類似品を取り付けましたが、シートのウッドが邪魔して3mmほどを残して最後までネジ込む事ができません。 |
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ラバー・エンドは当店の英国製を取り付けましたが、少しねじ込みが渋く最後まで入りませんでしたが使用に問題はありません。ブラスのキャップにはファーローの名前と所在地のロンドンの文字が彫られています。 |
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狭い間隔で巻かれているインター・ミデイエット・ラップやバット部のガイド・ラッピングの最後がダブルに巻かれていることなどかなり手の込んだ作りです。ストリッピングはハーデイのデザインに似たクリヤー・メノウ・タイプが付いています。 |
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ブラス・フェルールの差し込み具合は経年による摩耗から少し緩めですが、ロック・ファースト・タイプなので抜けることはありません。がたつき音もほとんど気にならない範囲に収まっています。古い英国製ロッド・デザインの特徴ですが、テイップ・セクションはバットより約9.5c短く作られています。バットのメス・フェルールは取り外して接着・ラッピング・塗装を行いました。 | ||||
グリップの上端から6面のバンブーの接着面の内、3面が約2cm、4cm、6cm程少し開いた痕跡があります。写真は最も長い6cmのもので、他の2面はこれより目立ちません。古いロッドに使用される接着剤では時折見られる現象です。上から防水塗料が塗られていること、インター・ミデイエット・ラップが施されていること等からアンテイーク・バンブー・ロッドに慣れた方の通常の使用に支障はありません。 | ||||
インフォメーション95号発行後に見つけた瑕疵です。バットの雌フェルールから下に約19cmの間(写真の右から左の区間)がスレッドで巻かれてありました。合わせ目の剥離と推測されますが、スレッドを巻かれた事、剥離が微小であった事からほとんど目立ちませんでした。修理箇所が他のオリジナル部分と整合性が取れていることから、メーカーでの修理か腕の良い専門家が修理したかのどちらかの可能性が推測されます。アンテイーク・バンブー・ロッドに慣れた方なら使用上支障はありません。以上の瑕疵からかなりお買い得な価格に設定されています。 | ||||
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