シャープスは1920年に創業、1965年にロンドンのファーローと合併したスコットランドを代表する釣具の総合メーカーです。このロッドはシャープがファーローと合併する1965年以前のモデルと推定されます。当時、“アバデイーン”と“スコッテイー”は共にシャープの傑作のロッドといわれて最も人気の高いフライ・ロッド・シリーズの一つでした。年代は当店の仕様等からの推定です。
シャープスのインプリグネーション・ロッドの特徴である耐久性の高さから状態はかなり良好でほぼオリジナル性を保っています。状態がかなり良好の為大きなレストアーは行っておりません。今後の長期間のご使用を考量して、オリジナリテイを損なわない程度のガイドとフェルールのラッピング部分の防水上塗りを施してあります。
ロッド重量約540g。グリップの全長約57センチ、中心部の外径約26mm。バットのスコッテイーのロゴ部の対面外径約13.2mm、トップ・ガイド・ラッピング部下の対面外径約3.2mm。遠投を楽しめるパワー・フルなロッドです、ラインは一般的に#8〜9に適しているでしょう。適応能力の高いインプリのバンブーですので#7〜10まで対応できるロッドです。パワーとトルクの高いアクションはロング・キャストを楽しむ方に適しています。
ほぼオリジナルの状態を保っていますが、目的は不明ですが、ミドルと1本のテイップの7本のスネーク・ガイドのラッピングの内部を塗装してあります(白矢印)。バットと1本のテイップは塗装が行われていません、英国に於いて前のオーナーがスレッドの上塗りの折に行ったと推測されます。 尚、青矢印の部分はスレッドが少し痛んでいたので当店で巻き直しを行いました。
フェルールは耐久性を高めるために中心部分の径が太くなったレイン・フォースド・タイプが使用されています。フェルールのラッピングも切れにくくヒビの入りにくい耐久性の高いカパー・ワイヤーで巻かれています。ストリッピング・ガイドと2本のテイップのトップ・ガイドがスネーク・ガイドに比べるとかなり新しく綺麗に見えます。ラッピングの統一性が保たれている事から、もし付け替えたとしたらメーカーで行ったと推測されます。もしオリジナルのままだとすると大変綺麗な状態です。