古い時代のハーデイの一般的なロッドに多く見られるロッド名が記載されておらず、ただ”パラコナ”と書かれています。当店の知る限りでは1902年代にこの長さの”パラコナ”というロッドはなかったと思います。
アクションがハーデイの古いロッドとしては非常にデリケートな事と9‘6“という長さからハーデイでベーリ・ライト・ロッド・シリーズと呼ばれた中の“フェアリー”ではないかと推測しています。ゴールド・メダルのショート・ロッドは1902年には製造されていなかったと推測します。そしてアクションがゴールド・メダルより更に柔らかいと感じています。ロッド名に付いては当店の推測であることをご承知ください。1902年の資料がない為、下記にこのロッドが作られた20年後の1924年のハーデイ・アングラーズ・ガイドを掲載しましたのでご参照ください。
ハーデイ・アンテイーク・ロッドご愛用者の方に人気の高いブラス・スピアーが付いているのも珍しい事です。ただし、スピアーに彫られたシリアル・ナンバーは1900年を表しているので、1902年のロッドのシリアルと差異があります。スピアーは紛失して後から古い年代のモデルを取り付けたとも考えられます。豪華なんアンテイーク・ロッドらしい雰囲気を醸し出しています。
非常にデリケートなロッドですのでラインは#4〜5が適しているでしょう。渓流や中流域のヤマメやイワナとのファイトを十分お楽しみいただけるロッドです。この長さがあるとヤマメ、イワナ用ロッドとして多目的にご使用になれます。ハーデイーのアンテイーク・バンブー・ロッドに馴れた方ならこのロッドの重量は殆ど気にならないでしょう。
1900年代初頭のロッドとは思えないほどの大変綺麗な状態にまず驚かされます。外観が非常に優雅で手間暇を掛けて作られたことが分かります。基本的なロッドの機能には目立つような問題は見られません。スレッドのラッピング等もほぼオリジナルの状態を保っている思われます。100年以上生き延びてきたアンテイーク・ロッドですのでオリジナルとは微小な違いが出ています。テイップ・セクションが1インチほど長い事からレストアーされたと推測しています。ただバット、ミドルとの組み合わせに違和感がないので腕の良い職人の手によるレストアーかハーデイの工房でのレストアーも考えられます。使用上違和感を感じる事はないでしょう。バットとミドルとの違和感は感じられませんがこの点を考慮して大変貴重な1902年代のフェアリーと推測される状態の良いハーデイ・バンブー・ロッドながらかなりお買得な価格になっています。
レストアーをしたことで現在まで100年を超えて残ったとも言えます。ハーデイのアンテイーク・ロッドを良く知るお客様にお勧めのモデルです。尚、ハーデイの布ケースが付いていますがオリジナルのものではありません。 3ピース・1テイップ。当店お問い合わせ番号SA672。状態は大変綺麗なのですがレストアーがされたことでグレードは
¥49,680(税別¥46,000)
このままでも1902年生徒は思えないほど良好な状態でしたが、テイップのオス・ヴぇルールの接着に他所のガタツキが見られたので取り外して再接着・巻き直しを行っています。使用するロッドとして今後の事を考慮してガイド、フェルールの防水上縫入りを施しました、大変貴重なロッドですので全体の防水上塗りも行いました。