1920年代グリーン・ハート 9' #3〜4メール |
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ブラスのリング・シートは、全長約14センチ。オス・フェルールの下端部からグリン・ハートが突き出していますが、この部分がメス・フェルール内部のブランクの溝に差込まれて強度、アクションの一体感を生み出すことになります。これは古い時代のグリーン・ハートのデザインの特徴です。1800年代と推定する根拠の一つです。 |
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ロゴが記入されていません。当時、フライ・フィッシュイングは極めて限られた人々の趣味でした。それらの人々の特別注文を受ける小さなロッド・メーカーが(わざわざ名前を記入するほどでもないような小さなメーカーでしょう)が各地に存在して居たようです。 |
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ストリッピング・ガイドは欠落していたのでオープン・フレーム・タイプを取り付けてあります。 ガイドのラッピングは全てやり直しあてあります。ブランクは大変綺麗な状態の貴重なアンテイーク・グリーン・ハート・ロッドです。 |
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フェルール各部の差し込みも確りと固定できます。ロッドの状態はかなり綺麗ですのでこれからも長くご使用になることが出来るでしょう。特筆すべきは2テイップ・モデルであることでしょう、2本のテイップが完全な状態で残っています。安心してご使用になれます。 オスとメスの各フェルールに小さなガイドのような金具が取り付けられていますが、ここに糸を通してオスとメスのフェルールを結びます。キャステイング中に抜けないようにする目的の金具です(テープで巻き止める目的と同じです)。当時のフライを楽しむ人々の嗜好と手の込んだ作りがここにも見られます。勿論このまま通常のフェルールと同じくただ差込んでご使用になれます。 |
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