1970年代Rudge of レデイッチ・Duchess10‘6“#5〜6メール

メーカーの詳細については不明です、当時世界のフライ用品の一大生産地の英国・レヂッチに在ったことだけがロッドのロゴから分かるだけです。又年代は仕様等からの推測です。布ケースの丁寧な作りやロッドの豪華な仕様などからロッドの完成度が高いことが理解できます。アクションは英国の良質のロング・ロッドの特徴であるパワーとデリケートさを併せもあっています。状態はかなり良好です、英国に於いてロッドの全塗装が行われたと推測されます。収納されているスピアーも機能します、ここを持って(コルクのバット・エンドを付けると尚良いでしょう)ライト・スペイ・ロッドとして快適にご使用になれます。以前同じラッジ(ルッジかもしれません、正確には分かりません)社のプリンスと言う名前のロッドを取り扱ったことがあります、このダッチェス(侯爵夫人)はそのシリーズの一環かと推測しています。

中流域から本流、止水域までご使用になれます。バンブーでのライト・スペイ・キャステイングを楽しむことのできるロッドです。 ストリッピングとトップ・ガイドはメノウ、他はオープン・フレーム・ガイドです。ロッド重量約300グラム、グリップの全長21p、最大外径27mm、バットの外径12.7、テイップの外径2.4mm。オリジナル・ケース付、3ピース、1テイップ。 当店お問い合わせ番号SA648。グレードは \33,480(税別\31,000)

使用頻度は高いようですが、さすがオグデンスミスのロッド、機能や基本的な構造に問題はありません。バットのメス・フェルールの接着がゆるかったので取り外して再接着・再塗装を行いました。

シート下端部にはスピアーが収納されています。未使用状態で大変綺麗ですが、長く未使用であったこともあってシートのウッドが乾燥して内径が縮んだようです。ウッド部分のスピアーの取り外しが少し窮屈です。このシート下端部には、本格的なセミダブルとして使用できる4-1/2”エクステンションを取り付ける事も可能です。

ネジでスピアーを固定してスピアーの金具にコルクのバット・エンドを取り付けると2.5”のエクステンションが出来ます。

ロゴからフック・キーパー周辺の仕上げはなかなか良い雰囲気です。。

使用感はありますが、ブランクには塗装面の剥離や傷など殆ど見られません。英国に於いてブランクの全塗装が行われていると推測されます。
ブラス・フェルール各部のの差込は確りとしています。バット・メス・フェルールのみ取り外して再接着・再塗装を行います。

02/12/2015

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