1933年製J.J.ハーデイ・No.2・ウエット・フライ・ロッド 9‘9”#5〜7メール


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右の写真のハーデイーの創始者、ジョン・ジェームス・ハーデイの名を冠するトライアンフ、ホートン等と並ぶ名竿です。彼は当時のキャステイング・チャンピオンでもある卓越したトラウト&サー モンのフライ・フィッシャマンでした。下段のハーデイ・アングラーズ・ガイド1937年版に見られる如く、モデルにはNo.1のドライ・フライ・ロッドとNo.2のウエット・フライ・ロッドの2タイプがあります。このモデルはグリップの形状などからNo.2のウエット・フライ・ロッドと推測されます。ただアクションの差異はそれ程厳密なものではなく共にミデイアム・アクションのフライ・ロッドとして、いかなる場面でも優れた能力を発揮するオール・ラウンドのロッドです。
ロッド重量約230グラム、バットのグリップ上端部対面外径約103mm、トップ・ガイド下端部対面外径約2.3mm。3ピース、1テイップ、約12センチ・ショートした使用可能なテイップが付いていますが1テイップの価格になっています。

フェルールはハーデイ・スタッド・ロック・タイプ、ちなみにNo.1・ドライ・フライ・ロッドはロック・ファースト・タイプが取り付けてあります。ガイドはオープン・フレーム・ガイドとトップとストリッピングはハーデイのクリヤー・メノウの組み合わせ、布ケースはハーデイ・オリジナルではありません。この状態は年代から考えるとかなり良好と言えます。 当店お問い合わせ番号 SA627。3ピース、1テイップ(別に12センチ・ショートしたテイップが付いていませ宇)。グレードは¥63,720税別¥59,000)

 

 

 

 

 

100年以上前のロッドとしては基本的な部分の状態がかなり良好なので、完全な方のテイップのトップ・ガイドを取り外して巻き直し・再塗装を行いました。全てのフェルール部と一部のラッピング部の防水上塗りを行っています。更に微小な曲り直しを行いました。

シートに傷や欠落は見られません。ラバー・エンドは取り外し式です。人気の高いスピアーが全て揃っています。すぷあー部分に下の写真のようにエクステンションを取付けることが可能です。
当店オリジナルのハーデイ用エクステンションが取り付け可能です。
ハーデイの手書きのロゴがほぼ綺麗に残っています。JJHardyの文字も判読できます。

ロッドの表面の塗装やラッピング部に剥離やひび割れは見られません。かなり丁寧に使用されて保管されていたと推測されます。

トップ・ガイドはハーデイ・クリヤー・メノウ・ガイドが付いています。完全な方のハーデイのメノウ・ガイドは取り外して巻き直しと塗装を行っています。12センチ・ショートしたテイップのメノウ・トップ・ガイドはハーデイ製ではありません。フェルールの差込にもが気になるようなたつきが見られません。微小なピンが使用中の抜けを防ぐハーデイ・スタッド・ロック・フェルールが付いています、これがJJHardyの#2と推測した根拠の一つです。因みに#1にはロック・ファーストが取り付けられています。

ハーデイ・アングラーズ・ガイド1937年版
このロッドが製造された1933年の4年後のハーデイ・アングラーズ・ガイドです。JJHardy#2が1ページを割いて掲載されています。

 


09/05/2014
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