1930年代・11’#5〜6メール | |||||
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下端部のウッド製バット・エンドは取り外しが可能です。エクステンションを取り付ける事も可能ですのでご希望の場合はご相談ください。 | |||||
前のオーナーが英国に於いて防水上塗り加工を施してあるらしくブランクの状態はかなり綺麗です。インターミデイエット・ラップを含めてラッピングの切断や塗装の剥離などは見られません。ストリッピング・ガイドは特別のものが付いておらず、スネーク・ガイドになっています。 | |||||
トップ・ガイドにはメノウ・タイプがついています。テイップの長さにショートはありません、オリジナルの状態です。フェルールのガタツキも見られません。 | |||||
1930年代からそれ以前ののロッドに見られるカッパー・ワイヤーで巻かれたリングがフェルールの両端についています。当店でも正確な使用方法は不明ですが、キャステイング中にフェルールが抜けた場合の予備にスレッドで縛っていたのではないかと推測しています。 | |||||
フェルールは全てデラックスなスパイク付タイプです。ガタツキ音等はしませんがミドルのオス・フェルールにクラックが入っています。途中にピンが打たれており、これが原因でヒビが入ったのかクラックが入ったのでピンで止めたのかは不明です。このままでも使用上支障ありませんが、専門家の手により隙間からエポキシ接着剤を注入してワイヤーで確りと巻き締めて固定しました。 |
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左の画像はエポキシで接着した後のミドル・メス・フェルールです。クラックの隙間もレストアー前より狭くなっています。当店の専門家との検討でも使用上支障はないと推定しています。上の写真のクラック部が未接着の状態でも使用されていて問題がなかったことからも補強後の使用で問題が発生する可能性は極めて低いと推定されます。 |
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