この2本のグラス・バス・スピン・シリーズのブランクは1960年代後半から1970年代の初めのモデルと推測しています。当時、その高い完成度からを最も人気の高かったフェンウイックの1ピース・グラス・ロッド・ブランク。巻き取りパワーの強いキャステイング・リールとキャステイング・ロッドが主流の時代に、スピニング・ロッドで大型バスを狙うという目的で作られた新しいデザインのロッドだと推測しています。
このシリーズのロッドは1ピースで、4つのモデルがありました。写真1のウルトラ・ライト・FSP634と写真2のミデアム・ライト・FSP665の2モデルをご紹介申し上げます。大変珍しいフェンウイックの1ピース・グラス・ブランクです。未使用状態。ブランクのカラーはブラウン、ロゴ・マークも残っています。経年や保管状態等から注意深く見るとゴム・バンドの跡が見られるようですが、ほとんどきずかない程度のものです。
ロッドとしての状態は良好ですので特別のレストアーは行っておらず、オリジナルの状態です。