このリールの詳細は不明ですが、当店の資料等からの推測では１９９０年代初期に発売されたバークレーの”スペシャリスト”ではないかと推測しています。下記カタログ等を参照しています。

スプールがグラファイトでフレームはアルミ・ダイキャストの当時としてモダンなデザインを記憶しています。

このリールもスプールも大きな力を加える僅かに曲がる事からグラファイト製で金属製ではないと思われます。リール・フットに張られたオリジナルのシールからも推定されます。

アウト・スプール・タイプのリール本体の外周は約１００ｍｍ、内幅は約２０ｍｍです。リール重量約１５２グラム。リールの実寸サイズと併せて下記カタログも参照にすると＃８〜９ラインをメインにご使用できる本流、湖水用モデルです。

かなり使い込まれたモデルですがグラファイト部分と思われるスプールには大きな傷や塗装面の剥離などは見られません。使用上支障はありませんが、カタログと比べると正面のネジのカバーが紛失しているようです、裏面には残っています。当店お問い合わせ番号SB５４７。グレードは￥３，９６０（税別￥３，６００）

古いグリスを落として新しいものを注入しました。

アンテイーク・リールとしては通常の状態です。ドラッグに付いては使用法がはっきりしません。現況ではバック・ラッシュを防ぐ程度の抵抗が有るだけです。

金属製の３か所のフレーム部にドラッグの調整機能や左右の交換用と思われる機構らしきものが付いていますが、使用法が不明です。

通常の使用は可能ですが、ドラッグは現況ではバック・ラッシュを防ぐ程度とご理解ください。当時のユニークなアメリカ製アンテイーク・リールで使用する事が出来る程度とご理解ください。最悪ブレーキ部のパーツの一部が破損している場合も考えられますのでお買い得な価格に設定させて頂いております。

リールの裏面です。表のグラファイトと推測されるスプールと比べると本体の一部の塗装が剥離しています。

２本のフレームの細長いプラステイック・プレートがオスとスライドして動きますがドラック等に大きな差が生まれません。

裏面のバークレーのロゴ・マークはスプール着脱時に取り外すことが出来ます。

フット・サイズは約６１ｍｍｘ１３ｍｍです。

１９９０年代初めの当店の資料に掲載されていたこのモデルと思われるリールです。

バークレーのリールは当店の記憶ではこれ以外見た事が無いと思っていますが。