1950年代・オッデンスミス・FlyOS・2-7/8"
メール

オッデンスミスは1890年〜1964年までの間多くの良質なロッドやリールを作ってきたロンドンにあった釣具総合メーカーです。ロッドの年代は操業期間や仕様などからの当店の推測です。

英国製アンテイークらしいしっかりした作りと落ち着き有るデザインの当時としては大変珍しい外形3-7/8”の小型フライ・リール。現在のフライ・フィッシャマンに人気の高い3#ライン用です。#5〜6ライン用のロッドやリールがポピュラーであった時代に何故このような小型モデルが作られたか不明ですが、ブラス製フット等を含めてブラス製パーツが多用されているのでアンテイーク・リールらしい雰囲気が感じられます。極めて貴重な小型アンテイーク・フライ・リールです。

フレームまで含めたリールの外径は約75mm、スプールだけの外径は62mm・内幅は16mmです。現在のフライ・ラインでは#2〜#3が適している、アンテイーク・リールとしては大変貴重なほぼ3インチに近い小型タイプです。リール重量は約130グラムです。現在は右巻きに設定されていますが、内部の爪を裏返す事で左巻きにもなります(左右それ程大きな差は感じられませんが)。ギヤー等に摩耗などがみられません、リールの状態は年代を考慮するとかなり良好です。これからも長くご愛用できるモデルと言えます。当店お問い合わせ番号SB504。グレードは \20,900(税別\19,000)

リール重量約160グラム。リール本体のフレームの外径は75mm、スプールは外径62mm・内幅は16mm、ラインは#3に適したサイズと言えますギヤーやブレーキの爪などには摩耗の形跡が見られないかなり良好な状態です。

アンテイーク・リールとしては汚れたグリースなども見られない大変綺麗な状態なのでオリジナルのままです。今後も長く安心してご使用になれます。

古い時代のアンテイーク・リールの雰囲気が強く残るリール裏側は美しい光沢のあるブラックに仕上げられています。

アンテイーク・リール愛好家の方には人気の高いブラスのパーツが多用されている事もリールの雰囲気を高めているように感じます。

特にブラス・フットはリールの印象を引き締めています。サイズは長さ70mm、中心部の最大幅15mm(リール・シートに差し込む部分は先端が10.5mmと細くテーパー状になっています)。このモデルより古い1930年代のブラス・フット程は長くないので多くの現代のロッドにも取り付けられます。

下記に瑕疵とは言えませんがご注意点としてお知らせ申し上げます。これらの点は感じ方に個人差があり気になる場合もあれば全く気にならない場合もありますが、当店では出来る限りお知らせしております。

このリールのスプールは左上のクラッチで簡単に着脱が出来ます。右のハンドル(写真では歪んで写り込んでいますが上記リール全体像のごとく綺麗な形です)座金がハンドルの回転で動きます。動作には不都合がありませんが中心部を外れて写真の位置に動く場合もあります。

ハンドルの締め付けに少し遊びがある様にも感じますが、検証時に当店でかなりのスピードで回しましたがスプールの回転動作には支障はありません。

古い時代のアンテイーク・リールにしばしば見られるスプールの内部側にハンドルを修理する時の為の穴が最初からデザインされていたようでドライバーでネジを締め付ける事も出来ます。当店で試してみましたがネジはしっかりと固定されていました。

以上は現況での使用に支障はありませんが、念の為にお知らせ申し上げます。

 

09/11/2020

トップへ

Copyright (C) 1996 Importer and Exporter Sasano CO.,LTD.
All Right Reserved.
 
 

 

ダブル・ビルド