JWヤング&サンの始まりは19世紀初頭、あのレデッチで如何にも英国製らしい無骨なリールを作っていましたが、オルコックと合併した後シェークスピアに吸収されてしまい会社は無くなってしまいました。
ヤング・リールのイギリスらしさに溢れた頑丈な作りは一定の愛好者の方存在して根強い人気を保っています。カウンター・ウエイトが必要なバンブー・ロッドにぴったりのアンテイーク・リールです。大量に製造されたヤングのリールも近年極めて品薄となり入荷が難しくなってきています。
スプールや本体に多くの穴を開けているモダーンなリールと異なりあくまでもクラシックな外観、まさにバンブー・ロッド時代の申し子とでも言えるリールでしょう。1960年代〜70年代初めの製作と思われるこのコンデックスは、ヤング・リール中、最もシンプルなリールです。スプールの取り外しもねじで行う等などクラシックな雰囲気が多く残っていると言われています。
このリールはコンデックスとしては珍しいワイド・スプール・タイプ、#7ライン程度に適したモデルです。本流や小さな止水域の釣りに適したリールです。それだけに人気の高いタイプのモデルです。バック・ラッシュを防ぐ目的のドラッグは調整が出来ません、又左右共に使用が可能です。
リール重量約190グラム、スプールの外径は約77mm、内幅は22.4mmです(通常の3.5“モデルは約15mmです)。リール・フットは58.4mmx13.5mm、現代のロッドにも一般的にはセットが可能です。状態はかなり良好です。当店お問い合わせ番号SB444。グレード ¥16,200(税別¥15,000))
状態がかなり綺麗でしたので当店では手を加えていないオリジナルの状態です。