1970年代・ハーデイ・マーキス・サーモンTメール

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1959年のハーデイ・カタログにはまだマーキスは掲載されておらず、当時のリールはライト・ウエイト・シリーズが中心でした。コレクターに人気の高いこのシルバー・マーキスは1970年代の製造と推測されますが、当時マーキス・サーモンにはT・U(Vはまだ作られていませんでした)の2サイズがありました(下記1976年カタログ参照ください)。

 

 

未だ職人の手作り的な作業が多く残された作りの良い1970年代の古い時代の重厚なモデル。リールの状態は良好で大きな傷や凹みなど見られません。この年代のリールは金属が肉厚でリールの耐久性が極めて高いのが特徴です。曲がった部分をプライヤーなどで直しても破損する事はめったにありません(注意深く必ず少しずつ作業を行う必要があります)。

スプール外径は約99mm、内幅は約23ミリ、リール重量約232グラム。取り扱いに優れた手頃な大きさのスペイ・リールで、ライン・ウエイト#8〜9程度に適したサイズです。リール本体の状態はかなり良好で大きな傷や凹みは見られません。コートランドのWF8Fと推定されるラインが付いています(ライン・サイズは正確ではありません)。ラインは使用可能です、尚ラインは価格に含まれていません。左右両用です。これからも長くご愛用いただけるサーモン・リールです、ケース類は付属していません。当店お問合せ番号SB426。 グレード は ¥51,84(税別¥48,000)

内部の状態もかなり綺麗で丁寧な使用と使用意頻度がそれほど多くなかったことが推測されます。古い油のシミが少し残っていますが使用には全く支障はありません。これからも長くご使用が可能です。
裏面にテープなどを張っていたのかもしれません。経年による色の変化がすこしまだらに出ています。大きな凹みや傷は見られないかなり良い状態です。格別な不具合がみられませんでしたので汚れ落しを行っただけのオリジナルの状態です。

ハーデイの1976年カタログです。1970年代に入りマーキスはライト・ウエイトと並んでハーデイの代表的なフライ・リートとなります。

一般的にアンテイーク・リールとしてはより古い時代のシルバー・カラーのモデルが好まれます。職人の手作業の部分が多い事と素材がアルミの鋳物である事からどこか丸みを帯びた外観になっています。そしてそれらが生み出す極めて頑強な耐久性がその原因です。

ブラックに変るのはおおよそ1980年代になってからと推測されます。尚ブラック・カラーでも1980年代中頃まではアルミの鋳物でシルバーと同じ特徴を持っています。


06/25/2014
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