スプール裏側に製作者の名前と製造年月日が書き込まれています。それから推測するとスエーデン等の北欧で作られた所謂、スカンジナビアン・サーモン・リールの類と思われます。当時サーモン・フィッシングが盛んな北欧では小さなメーカーが幾つかあってスペイ・リールを製造していました。機能・耐久性に優れたサーモン・リールの数々を製造していました。当店でもブリグセンと言うメーカーを取り扱っていましたので、北欧のリールの優秀さを覚えています。このリールはメーカーの試作品の可能性が高いのですが、ハンド・メイドで造られたようで、製造年月日と製造に係った人々の名前が彫られています。よく見られる手作り品の不細工な雰囲気が感じられず、完成度の高い事からリール・メーカー等の本職の人の手が入った完成度の高いリールから推測しました。
この1971年製サーモン・リールは現在の無垢から削り出したバーストックではなく、アルミ素材を旋盤で削って作ったようです。さすがサーモンの本場のリールで大きなライン・キャパシテイーと丈夫な外観を持っています。リール重量約500グラム、スプールの外径5“(約12センチ)・内幅35ミリ。#12ラインでも悠々と巻けるキャパシテイーを持っています。ドラッグは当時標準の簡単なクリック・タイプ。十分使用できます。かなりお買い得な大型スペイ・リールです。ハンドルは左右両用です。当店お問い合わせ番号SB397。 状態はかなり良好でグレードは¥25,200(税別¥24,000
格別の瑕疵が見られませんのでオリジナルの状態です。